『シンドラーのリスト』をはじめ、近年では『フェイブルマンズ』など、数々の感動作を世に送り出し、賞レースを沸かせてきたスティーブン・スピルバーグ。今やアカデミー賞の常連とも言える巨匠が初めてシリアスな作品に挑戦した『カラーパープル』が、ミュージカルとしてスクリーンによみがえる。
アリス・ウォーカーのピュリッツァー賞を受賞した同名小説を原作とした本作。その受賞40周年となる今、リメイクが実現。
スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、マイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズの製作総指揮のもと、新鋭ブリッツ・バザウレが監督を務めた新作『Color Purple』(原題)が、『カラーパープル』の邦題で2024年2月9日(金)より、ドルビーシネマを含む全国劇場で公開される。
2023年12月25日に全米で公開され、北米で、18,151,050ドル(※Box office mojo調べ)の興収を上げ好スタートを切った本作。完成度の高さを多くの観客、批評家たちが認めている。
このメイン予告は、グラミー賞受賞歌手のファンテイジア・バリーノが力強く歌い上げる「I’m Here」のナンバーに乗った映像。この映像から観て取れるのは、セリーと、その周囲にいる自由で型破りな女性たちとの絆だ。自身の人生に自信を持てず、控えめで従順だったセリーは、たった一人の理解者でもあった妹のネティと引き裂かれ、絶望に暮れる毎日を過ごす。そんな中、周囲の女性たちから勇気づけられ、今いる場所から出て自分の人生を生きることを決意する。
「きっと見つけてみせる。私が輝く場所を」と力強く笑顔で前を向くセリーの姿に魂を揺さぶられること間違いなしだ。己の運命に抗い、自らの未来を切り開いていく主人公たちの希望にあふれた物語を予感させる内容となっている。
■STORY
優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す──。
製作総指揮:オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、スコット・サンダース、クインシー・ジョーンズ
監督:ブリッツ・バザウレ
原作:アリス・ウォーカー
出演:ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリーほか

